220624

早起きして部屋の掃除をする。暑い。扇風機をようやく出した。ワンルームだからエアコンだとすぐ部屋が寒くなってしまい、何より窓を閉めてしまうので風の音が聞こえなくなるのが嫌。扇風機だと若干の蒸し暑さはのこるけど、ちょうどいい。ラヴィットをみながらパンを食べ、9時出勤。
仕事の合間に洗濯物を干したり、お米を洗ったりする。仕事はだらだら企画書を作るなど。大したことはしていない。タスクはあるのに……。大したことをしろ。
お昼、昨夜と全く同じメニュー。おなかいっぱいになる。しばらく動けず、出社が遅れる。あまりにも暑い。無理すぎる……。京都だけかと思ったが、大阪も暑い。汗だらだらで出社、上司との面談の時間になる。

ある程度の話を終えた後、辞職の意を伝えた。案の定驚かれたが、思っていたよりも驚かれた。人が言葉を失う瞬間を初めて直接見た気がする。黙り込んだあと、とりあえずお茶しよ、と誘われた。会社近くのサンマルク。奇しくも先日会った元上司から、退職することを知らされた時と同じ店だった。
文字に起こそうとすると大した会話はしていない気がする。辞めて欲しくない、それは上長としても同僚としてもそう。今後の成長を見ていたかった、みたいなこと。あまり感謝の言葉とかを伝えると泣いてしまいそうだったので、静かに頷くことしかできなかった。それでも三年、お世話になった上司。口数が少なく、口が悪く、強面でクールなのに気がつくと少し泣いていたので釣られて泣いてしまった。「サンマルクで泣くて……」と言い合いながら笑い泣き。事態を受け止めてもらえていないようだった。とりあえず週明け、同じ部署の他の先輩二人、部長とそれぞれ話をしてほしいと言われた。確かにその三人にしっかり話をせずに辞めることはあまりにも失礼な気がしたし、その時間で上司も受け入れたいのだろう(自分だったらそうする)、と思ったので了承した。このサンマルク、二年前にも仕事がうまくいかなくて先輩と行って泣きながら話をした記憶がある。ずいぶんと湿っぽいサンマルクだ。日中なのに混んでいて、チョコクロのいい香りで満ちていた。

えいや、と会社に戻ったものの、なんだか呆然として仕事がうまくできなかった。
こんなはずでは……。純粋に退職時期の相談がしたかっただけなのに、そういう話は一切できなかった。上司、思っていたよりショックを受けていたように思う。いや、私が薄情なだけなのかもしれない。言われた側への配慮というか、想像が一切できていなかった。仕事をしながら反省する。疲れた。会社で泣くとプール終わりのような、内側からじんわりやってくる重たい疲れがある。18時からの打ち合わせも心ここにあらずといった感じだった。途中、部長から着信があって例のことだなと思ったが打ち合わせ中なので出ない。終わってすぐに掛け直したがつながらなかった。
今日はもう使い物になりません! と心の中で宣言してから早々に退勤。駅前での道で、先輩の一人から電話がかかってくる。今日は出張で東京とのことだったが、退職のことだった。一番歳が近くて(といっても一回りほど違う)、無邪気な先輩。なんでよー! 嫌やってー! と素直に言われて、また泣いてしまった。よくわからないビルのピロティみたいなところでしばらく話す。歩きながら話すことはひどいことのように感じた。先輩は来週末までずっと出張。とりあえず今度大阪に戻ったら話しましょう、と言って電話を切った。つらい。つらいけど、会社を辞めることがつらいのではなくて、この人たちと一緒に社会人として生活する時間が途切れてしまうことがつらい。だから会社は辞めていいのだ、と言い聞かせて特急に乗った。言うタイミングを誤っただろうか、そもそも選択自体を誤っていないか? ほんの少しの罪悪感としっくりこない感じで気持ちが悪い。今すぐ布団に突っ伏してウーと言いたい気持ち。でも恋人が家に来る。ウー。
なんかもう疲れ果てて、だしを簡単に浴びるほど飲みたい、と思い、今日どん兵衛食べたいです、赤いやつ、とLINEを送ったのち合流した。

どん兵衛を食べ、ついでに買ったなますも箸休め的に食べる。だらだらハイボールを飲みながら、今日のこと、内定先のことを話した。もう少しお給料が良くなるところにしたら、と冷静に言われて揺らぐ。たしかに今よりは若干下がるところで、生活が厳しい状況は継続されそうな気配があった。でもずっと働きたかった会社だし、給料のことは二の次だったりする。仕事観にまつわる話をぱらぱらしていたが、お互い酔っていてあまり深い議論はできなかった。途中、Slackで部長から連絡がある。この会社での仕事について悩んでいるなら相談に乗ります、とのことだったが、別にスランプになって転職を選んだわけじゃない。なんか微妙にズレて伝わっている気がする。ちょっと冷めた。

お互い変にハイな酔い方をして、それでもただ眠かったのですぐ寝た。エアコン、つけすぎると寒い。寝る前に切った。